父は現在91歳、実家で一人暮らし。
ヘルパーさんの支援を受けながら、日々試行錯誤で介護を行っている。
父の日記を見ると、70歳くらいの時は、まだ本も読めたり、テレビをみたり、
友人や仲間と飲みに行ったりできていた。
80歳すぎて、少し怪しくなり、85歳を境に、友人も亡くなり、
好奇心が無くなり、日記もメモに変わった。
老いとは、必ずやってくる。
自分と父は33歳差なので、33年後の自分を見ているようで、辛い。
今でこそ、自分は、仕事も家事も一人暮らしも快適にできているが、
いつくらいから人の助けがいるようになるのか?
昨日、40年、付き合っている仲のいい友人と会い、いろいろ話した。
大学1年の18歳の時からの付き合いだ。
子供が来年くらいからお互いに社会人になり、一つの区切りがつく。
今、私は妻と別居生活をおくっているが、彼もまた10年くらい前に別居していた。
別居生活の先輩だ。
今は、同じビルの上下の部屋で暮らしている。
仕事は手伝ってくれているので、羨ましい。
さて、90歳の自分だ。
本心を言えば、85歳、もしくは、本や散歩に興味がなくなり、
仕事もしていない状態で、毎日退屈に感じたりしたら、人生終了でいいかなと考えている。
しかし、自分で終わらすわけにもいかず、タイミングよくコロリと行くことも
難しいかなと思うと、悩ましい。
もし。90歳まで生きると、友人もいないかもしれないし、
いたとしても今のように楽しく会話は成り立たない気がする。
そうなると、今を楽しみ、いずれくる90歳に気づかないくらい人生を充実させるしかないか。
とりあえず、お互いに健康に気をつけて、できるだけ会って楽しもうと別れた。