もうすぐ2012年が終わる。
2013年を新たな年にしたい。
そこで、最初は薬の離脱症状で苦しむと考え、年末の休みを利用する事にしました。
薬も徐々に減らすのでは無く、全てやめることにしました。
何を減らせばいいかもわからないし、全ての薬の副作用の欄に、肝機能障害と書いてあったからです。
妻は、15種類の肝機能障害の薬を飲んでいたんだと考えることにしました。
色々考える中で、最初の薬はなんだったんだろうと疑問が湧いてきました。
調べると、ハルシオンという睡眠薬でした。
眠れないから始まったのです。
薬をやめた最初の1週間は、大変でした。
夜になるとどうしよう、どうしようと震え出します。
何が心配なの?と聞くと、このまま眠れなかったらどうしようと心配だと言います。
眠れないなら、一緒に起きていればいいよと話しました。
見たい映画やドラマのDVDを借りて、毎日妻が寝落ちするまで見て過ごしました。
驚きました。
1週間くらいで、顔つきが変わってきました。
とろんとしていた目に力が戻ってきて、昼間は一日中起きていられるようになりました。
自分から洗濯を始めるようになりました。
少し笑うようになりました。
たったそれだけで、すごく嬉しかった。
元気になってる、間違っていないと確信しました。
1ヶ月後の検診で、体重が10kg減り、血液検査の数字も良くなってきました。
先生は、薬をやめたのを知らないので、劇的な変化に驚き、また薬をくれました。
処方箋は、妻と一緒に破りました。
それでも、いい日だけではなく、ドキドキすると騒ぎ出したり、眠れなくなるかもと
心配したり、一進一退をくる返しながら、徐々に良くなっていきました。
私は仕事が始まると、夜は疲れて先に寝落ちしてしまうことが何度もありましたが、
長女や次女が起きてきて、代わりに話し相手になってくれていました。
3ヶ月後、体重は20kg減り、65kgになりました。
もう、病院には行かなくなりました。
ここからさらに元の体重の55kgに戻すために、次の一手を考えます。
玉手箱開けたら第19話に続く