玉手箱開けたら 第17話

このままでいいのか?

気がつけば、妻の体重は結婚した時より30kg増え、自分より重くなっていました。

心療内科の先生に相談すると、消化器科を受診するようにすすめられました。

そして、初対面の先生は、妻に向かってこう言いました。

“だめだよ、こんなに太ってちゃ。

肝臓なんか脂肪で見えないじゃない。

薬もたくさん飲んでるね。

副作用知ってる?

何?

言われるがままに飲んでるの?

疑問に思ったら質問しなきゃ。

自分のことなんだよ!“

私自身、よくぞ殴らなかったと思います。

泣きそうにうなずく妻の横で、私は耐えきれず怒鳴りました!

“パニック障害でしょうが!

寝たきりになってるんだよ!

今日もやっときたんだ!

電車とバスに乗って。

どれほど頑張ってきたか、あんたわかって言ってるのか?

あんたそれでも医者か??!!!

あまりの剣幕にたじろぎながら、言いました。

“はっきり言わないと、伝わらないのことが多いので、つい言いすぎました。“

そのご肝臓癌の疑いもあるとの事で、いろんな検査を受けました。

できない検査もありました。

MRIは狭くてガンガン音がするので、できませんでした。

無理に検査するのは、やめました。

妻が出来ないと、子供のように泣くからです。

なんとかして、私が治すと決めました。

できる事は何か?

自分で勉強して、考える。

肝機能の数字が悪いのは、大量の薬のせいだと考え、色々調べました。

そこで、「精神科は今日もやりたい放題 内海聡 」 という本に出会い、

薬を全てやめる決断をしました。

その本には、うつ病やパニック障害なんて 病気は存在しない。

あるのは、薬漬けにする医者とそれを求める患者と家族。

衝撃的でした。

薬をやめるには、家族の覚悟が必要とも書いてありました。

他にも「日本の薬漬けを斬る 内海聡 中村信也 」 

「のんではいけない薬 浜六郎 」など数十冊の本を読み決断しました。

覚悟はある。

後は妻の気持ちだけど、、、

妻に話すと、やめたいとはっきりとした答えが返ってきました。

元気になりたい。

笑いたい。

次はその方法です。

医者にやめることを伝えると、猛反対されました。

想定内です。

周りの人からも、猛反対されました。

想定ないです。

責任は、自分がとる。

その覚悟で、頑張る。

どうやって薬をやめるのか?

いっぺんにか?

徐々にか?

またまた考えます。

玉手箱あけたら第18話に続く 

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