一つの答えとは。
学校に行かなくてもいい。
笑顔で1日を過ごし、寝る前に充実感があり、ぐっすり眠れる毎日を過ごして欲しい。
好きな事を、大好きな本をたくさん読めばいい。
その代わり、朝、ちゃんと決まった時間に起きて、決まった時間に寝られるようにすること。
それ以外は、楽しもう!
次の日から彼女の行動に変化が現れました。
朝は早く起き、学校には行かず、本を読んだり、犬の世話をしたり、家事を積極的に手伝うようになりました。
笑顔が増え、規則正しい生活が戻ってきました。
このままでいいかなと思い始めたある日の朝、制服を着ている長女におはようと言われ、驚きました。
“どこに行くの?“
“学校、 出たい授業があるの。“
“へえ、そう“
その日から、出たい授業だけ出るとういう状態になり、少しづつ強化も増えていきました。
しかし、全てとはいかないため、高校と話し合い、保健室での補講も含めて、
出席日数にカウントしてもらいました。
そして試験は何故か嬉々として受けに行き、なんとか高校2年生に進級しました。
そして高校2年生は、そのままのペースでなんと通い続け、
2年の終わりに新しい学年主任の先生から呼び出しがあり、3年になる前の面談を受けました。
新しい先生は、厳しい言葉を彼女に投げかけ、私は最後の選択を迫られることになりました。
玉手箱開けたら 15話に続く