中学は、両国中学に通いました。
何か新しく始めたいと考え、文通をしてみたいと思いました。
当時、中1コースという雑誌の中に文通コーナーがあり、最初はそこに応募してみましたが、
全く選ばれません。もし、選ばれても100人の中の一人なので、手紙が来るかもわかりません。
そこで、逆転の発想を考えました。
こちらから、選んで文通する方法はないか?
そもそも文通欄に載るかどうかは、雑誌が届いてからしかわかりません。
妄想しました。
もし、自分の名前が雑誌に載って、しばらく経って手紙が届いたら、すごく嬉しいはずだ。
急いで返事を書くだろう。
さらに何日か経って、何通も手紙が届く。
流石に何人もとの文通は無理なので、断りの手紙を書くだろう。
てことは、1番早く届けばいいのでは?
早速、本屋さんにお願いして雑誌が届いたら店頭に出す前に取りに行く約束をしました。
中1コースは、元々勉強の本なので、やる気のあること勘違いしてもらえました。
結果、この作戦は大成功し、北海道の子と文通することができました。
これは、三年間続き、受験勉強中に文通をしていることが父にバレ、ゴミ箱にビリビリに
破り捨てられ、文通は終了しました。
まだ、SNSのない時代、手紙が届くのが待ちどうしかった時代の話でした。