57歳にして満90歳の父親のゆるい介護が始まりました。
築100年になる実家からなんとかマンションへ移動させたいのですが、これがなかなか難しい。
実家の床は、トランポリンのようにグニャグニャで、今にも抜けそうです。
冷蔵庫の周辺は、重みで傾き、自動で扉が閉まります。
先週からついにトイレも壊れ、使用できなくなりました。
それでも、マンションにトイレを借りに行き、戻ってきてしまいます。
当然、家の中はゴミ屋敷のようになりつつあります。
診察券や薬も探すのに一苦労です。
捨ててはいないので、必ず見つかるのですが、時間がかかります。
それでも少しづつ改善はしてきています。
昨日は初めてマンションのお風呂に入りました。
実家よりひとまわり小さいので、入りやすそうでした。
新しいお風呂は、湯船の形も工夫がしてあり、立ち上がるのに楽な形になっていました。
手すりもあり、床も滑りにくくなっています。
背中を洗ってあげると、思いの外喜んでいました。
湯船に浸かり、何度も気持ちいいなと言っていました。
少しだけ、親孝行できたなと私も嬉しくなりました。
風呂上がりに少しだけ晩酌をしました。
2階に越してきた従兄弟も呼んで、楽しい時間を過ごせました。
ただ、その後、さあ帰るかと実家に戻ってしまい、がっかりしました。
根気よく続けていきます。体力と気力の続く限り。