長女の不登校と並行するように、もう一つの戦いがありました。
それは、妻のパニック障害との戦いです。
第7話で少し出てきています。
その事にについて、詳しく書こうと思います。
始まりは、仕事が忙しくなり、長女が不登校になってしばらくしてからだと思います。
夜、眠れなくなったり、ドキドキして息苦しくなったりし始めました。
医者に行くとストレスですねと睡眠薬ハルシオンを処方されました。
ただの寝不足だろうと、あまり気にしていませんでした。
しかし、夜中に起きた過呼吸の症状が悪化し、救急車を呼ぶことになりました。
CTやMRIを撮影して調べても、はっきりとした原因はわからず、点滴をして帰宅。
これで一安心と思ったのも束の間、夜中にまた発作が出て、2夜続けて救急車を呼ぶことに。
そして、また検査と点滴。
さらに次の日も過呼吸になり、不安から症状はどんどん悪化しているように感じました。
よく観察してみると、能面のような無表情の顔、夜眠れないため、昼に寝ている逆転の生活、
テレビや本を10分以上見ていられす、何かに怯えているような様子。
彼は只事ではない、このままだと大変なことになると感じました。
医者は問題ないと言っているが、問題はたくさん起きている。
普通じゃないのだから、検査ではわからない病気なのでは?
そこで、自力で調べ、パニック障害という病名が1番今の症状に近いのではないかと思いました。
第7話での予約のトラブルを経て、心療内科を受診しました。
今思えば、眠れないから睡眠薬、血圧が上がり、高血圧の薬、効きが悪いと4種類でされ、
副作用でめまいが出れば、めまいの薬、便秘になり下剤、頭痛が出れば鎮痛剤、
最後は肝機能が落ちていると肝臓の薬。
薬だけで、お腹いっぱいです。
そしていつしか、寝たきりになってしまいました。
家事はできません。
食事以外は、朝も昼も夜も寝ています。
時々不安そうにしています。
いつまでこの状態が続くのか?
医者は、落ち着いていますねというけれど、治ってないよね。
元気になってないよね。
笑えてないよね。
寝たきりなんだけど。
何かを変えないと、ずっとこのままだ。
どうする?
最後の決断の時です。
不幸の玉手箱 第17話に続く