一人暮らしをして、もうすぐ1ヶ月になる。
ここにきて、いろいろなことがわかった。
まず、最初に感じていたのは、孤独。
孤独というと、孤独死やら悪いイメージしかないが、
元々子供の頃から、意外に一人遊びが好きだった自分は、
割と贅沢な時間なんじゃないかなと思っていた。
自由とセットで孤独があるのではないかと思っていた。
友人に話してもあまり受け入れられなかったが、
今回読んだ本がこれだ。
これは面白い。
この本で、著者は成熟した人間の到達できる境地であると断言している。
さらに孤独を味わえるのは、選ばれた人であるとか、
孤独とは思い切り自由、どう過ごすかの全責任は自分にあり、
身震いするような厳しさに満ちた時間とも言っている。
淋しいと孤独の違いでは、淋しいとは一時の感情であり、
孤独とはそれを突き抜けた、一人で生きていく覚悟である。
淋しさは何も生み出さないが、孤独は自分を厳しく見つめることである。
この言葉に励まされ、自分を厳しく見つめる時間として、一人暮らしをしている。
以前、大勢の仲間の中にいて、絶望的に孤独を感じていた時期があった。
孤独とは山になく、街にあるという言葉は、この時出会い、衝撃を受けた。
全て自分の心の持ちようだが、その時は何故自分だけ、そう感じているのかわからなかった。
自分以外でも孤独を考える人がいると分かっただけで、嬉しかった。
今回、さらに実践し、挑戦し、思考する機会は、大切な時間として味わいたい。